太宰府天満宮
福岡県 太宰府市
全国天満宮の総本社。「学問の神様」菅原道真公を祀り、年間約1,000万人が合格祈願に訪れる。国指定重要文化財の本殿と「飛梅」伝説で知られる九州随一の名社。
由緒
太宰府天満宮は、全国1万2,000社を超える天満宮・天神社の総本社として、学問の神様・菅原道真公を祀る福岡屈指の名社である。年間約1,000万人の参拝者を受け入れ、特に受験シーズンには全国から合格祈願の参拝者が殺到する。
菅原道真公の生涯と左遷
菅原道真公は845年(承和12年)に生まれ、幼少期から詩文・漢学に區越な才能を示した。右大臣にまで昇進したが、藤原時平の讒言(ざんげん)により901年(昌泰4年)に太宰府へ左遷された。都を離れる際、「東風(こち)吹かばにほひおこせよ梅の花 主なしとて春を忘るな」という名歌を詠んだと伝えられる。
道真公は太宰府の配所で、望郷の念を抱きながら903年(延喜3年)に59歳で生涯を閉じた。その後、都では落雷・洪水・疫病などの天変地異が相次いだ。朝廷はこれを道真公の怨霊の仕業と恐れ、904年に神として祀ることを決めた。
神社の創建と変遷
919年(延喜19年)、筑前守・味酒安行が道真公の墓所の上に社殿を造営したのが太宰府天満宮の起源とされる。その後、朝廷・幕府から手厚い庇護を受け、代々の権力者による寄進が続いた。現在の本殿は豊臣秀吉の子・秀頼の発願により1591年(天正19年)に再建された桃山様式の建築で、国指定重要文化財に指定されている。
飛梅伝説と梅の名所
境内には「飛梅(とびうめ)」と呼ばれる白梅の老木がある。道真公が左遷の際に詠んだ歌に感応した梅が、一夜のうちに太宰府まで飛んで来たという伝説に由来する。この飛梅は境内で最も早く開花することで知られ、参拝者の目を楽しませる。境内には約200種6,000本の梅の木が植えられ、2〜3月には梅まつりが盛大に行われる。
学問の神様としての信仰
道真公が詩文・漢学に秀でた学者・政治家であったことから、没後は「学問の神様」「書道の神様」として全国から崇敬を集めるようになった。学業成就・合格祈願のご利益を求めて、受験生だけでなく、資格取得や仕事のスキルアップを願う社会人も多く参拝する。
アクセスと境内
西鉄太宰府線「太宰府駅」から徒歩約5分。参道には梅ヶ枝餅(うめがえもち)の店が並び、太宰府観光の中心地として栄えている。境内内には宝物殿(博物館)があり、道真公ゆかりの文化財が展示されている。
アクセス
福岡県太宰府市宰府4-7-1




